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「ネバダデー」 核なき世界へ被爆者ら座り込み

■記者 森田裕美

 米国が1951年にネバダ州で核実験を実施した「ネバダデー」の27日、県原水禁メンバーの被爆者らが広島市中区の原爆慰霊碑前に座り込み、核兵器のない世界の実現を訴えた。

 約75人が慰霊碑前の石段に座り、県被団協の坪井直理事長が「世界は今、核拡散か核廃絶かの岐路に立たされている。核のない世界をつくるためにあきらめず踏ん張ろう」と呼び掛けた。2010年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議の成功などを訴えるアピールを採択し、米大使館などに送った。

 一方、県原水禁は同日、米国のオバマ大統領に、ネバダ核実験場閉鎖と包括的核実験禁止条約(CTBT)の早期批准を求める書簡を送った。

(2009年1月28日朝刊掲載)

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