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本土訓練「安全対策を」 オスプレイ 広島県、国に要請

 広島県は21日、在日米軍が沖縄県の普天間飛行場に配備した垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの本土訓練が月内にも始まるとされていることを踏まえ、住民が納得できる安全対策、詳細な訓練情報の開示などを外務省と防衛省に要請した。

 前田恭正国際課長が両省の担当者と非公開で面会。「オスプレイの事故原因や再発防止に向けた安全対策について、地域住民の理解が得られているとは言い難い」としたうえで、訓練の飛行ルートや頻度などの説明を求めた。

 前田課長によると、省側は「情報が入ればすぐに提供したい」と応じたが、訓練の具体的な説明はなかったという。

 県内での米軍機の低空飛行訓練に関しても、今年4~9月に過去最多となる1012件の目撃情報が寄せられているとし、国による騒音測定器設置などを求めた。(武河隆司)

(2012年11月22日朝刊掲載)

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