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被爆者援護 現場を見学 28日 広島市へ浪江・双葉町

 福島第1原発事故で全町民が避難を余儀なくされている福島県浪江、双葉両町と広島市は28日、被災者支援に向けた2回目の会合を広島市で開く。両町職員が被爆者援護の現場を見学する。

 初会合は9月、双葉町が役場機能を移している埼玉県加須市であり、広島市職員が被爆者援護制度について説明した。今回は両町の要望で、被爆者健康手帳の交付申請に関する市の窓口や、広島原爆障害対策協議会(中区)などを紹介する。放射線影響研究所(南区)も案内する。

 両町は、被災者の医療費無料化など被爆者と同等の援護を実現する法整備を国に求めている。8月6日、浪江町の馬場有(たもつ)町長が広島市の平和記念式典に参列。面会した松井一実市長は支援する姿勢を示し、双葉町も含めた交流が始まった。(田中美千子)

(2012年11月22日朝刊掲載)

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