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原爆の悲惨さ 資料館で体感 イスラムNGO事務総長が訪問

 イスラム圏の国際非政府組織(NGO)ムスリム世界連盟(本部サウジアラビア・メッカ)のムハンマド・アル・イーサ事務総長が14日、広島市中区の原爆資料館を訪れ、核兵器が引き起こす被害の非人道性に触れた。

 同館のピースボランティアの案内で、原爆投下による広島の街の壊滅を伝えるCGなどを見学。「多くの人が来館し、核兵器は使ってはならないと学ぶべきだ」と述べた。

 同連盟はサウジアラビアの支援で1962年に設立。イスラム教の布教や他の文化圏との対話促進を図っているという。外務省の招きで10日に来日した。

(2018年3月15日朝刊掲載)

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