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平和賞ユヌス氏 広島で27日講演 グラミン銀行設立者

 バングラデシュで貧困層に融資する「グラミン銀行」を設立し、2006年にノーベル平和賞を受賞した経済学者ムハマド・ユヌス氏(77)=写真=が27日、広島大が主催する講演会に臨む。

 午前9時50分から東千田キャンパス(広島市中区)の未来創生センターで開かれ、演題は「スリーゼロ社会を目指して」。社会の課題にビジネスの視点から取り組む「ソーシャルビジネス」の提唱者として貧困、失業、二酸化炭素排出ゼロを目指す意義を語る。

 ユヌス氏は06年と07年にも広島を訪問した。今回は新著「3つのゼロの世界」(早川書房)の出版を記念して来日する。

 同大は、聴講者を先着順で23日まで募っている。申し込みは、ウェブサイトhttp://appform.hiroshima‐u.ac.jp/20180327/へ。ファクスの場合は「3月27日広島大学講演会」を明記して、082(424)6179。

 27日は広島経済同友会、広島商工会議所が共催するユヌス氏の講演会もある。

(2018年3月21日朝刊掲載)

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