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[イワクニ 地域と米軍基地] 2部隊 きょう以降

 米軍岩国基地(岩国市)へ厚木基地(神奈川県)から空母艦載機約60機が移転する計画で、米側が日本側へ「24日ごろ」に移ると伝えていた残るFA18スーパーホーネット戦闘攻撃機2部隊(24機程度)は、同日夕までに到着しなかった。配備は25日以降になる見通し。

 中国四国防衛局は23日、米側からの情報として「早ければ24日ごろから移転する予定」と岩国市や山口県に説明。一方で「天候状況などで変わり得る」としていた。

 移転計画は、在日米軍再編の一環で日米両政府が2006年5月に合意。昨年8月に第1陣のE2D早期警戒機5機が到着した。11~12月にスーパーホーネット2部隊(24機程度)とEA18Gグラウラー電子戦機部隊(6機程度)、C2輸送機1機が配備された。全体の約6割に当たる36機程度の移転が終了している。

 残る2部隊の移転時期について、国は当初「5月ごろ」と地元自治体に伝えていた。しかし「米軍の運用状況」(防衛局)により前倒しとなる。移転が完了すれば、岩国基地は約120機を抱える極東最大級の航空基地に変貌する。(松本恭治)

(2018年3月25日朝刊掲載)

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