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NPT体制強化 国に橋渡し要望 賢人会議提言案 広島市長

 核軍縮の方策を探る外務省の「賢人会議」が27日に提言案の骨格を示したのを受け、広島市の松井一実市長は28日、「核兵器のない世界をつくるため、核拡散防止条約(NPT)体制の強化は必要なステップ」と指摘した。

 提言案は、核兵器禁止条約を推進する非保有国と核抑止力を重視する保有国や同盟国との溝を念頭に、NPT体制強化など「橋渡しの行動」を提示。松井市長は記者会見で「軍縮から禁止につながるものになればと思う」と述べ、あらためて日本政府に「橋渡し役」を求めた。

(2018年3月29日朝刊掲載)

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