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ヒロシマ語れる人になろう 清心中生、劇や紙芝居で発表

■記者 久行大輝

 ノートルダム清心中(広島市西区)の1年生187人が29日、被爆体験の継承と平和の尊さを学んだ1年間の学習を締めくくる発表会を開いた。創作劇や紙芝居などで成果を報告した。

 4人1組の計12組が発表。被爆者の証言などを基にした人形劇や紙芝居を披露したほか、ニュースキャスターに扮(ふん)して「原爆の子の像」の建立の歩みを解説するなど、それぞれの工夫で平和への思いを訴えた。

 核保有国を世界地図で説明した本吉千紘さん(13)は「どうすれば核兵器をなくせるのか考えるきっかけになれば」と話していた。

 生徒たちは「ヒロシマを語れる人になろう」をテーマに、被爆体験聞き取りや碑めぐりなどで原爆被害を学んできた。

(2009年1月30日朝刊掲載)

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