東京五輪メキシコ選手団 原爆慰霊碑に献花
18年4月10日
2020年東京五輪を目指して廿日市市内で合宿しているメキシコ選手団が9日、広島市中区の平和記念公園を訪れた。原爆資料館を見学し、スポーツ交流を通じた国際平和の大切さを再認識した。
柔道の男女選手とコーチの10人は、ボランティアガイドの案内で資料館を回った。原爆による広島の街の壊滅を伝えるCGや、犠牲者の遺品の三輪車に見入った。原爆慰霊碑前では、パウリーナ・マルティーネス選手(18)が代表して献花。一行は黙とうをささげた。
マルティーネス選手は「こんな悲劇は二度とあってはならない」。アレクシス・エスキベル選手(23)は「相手を敬う柔道の精神の大切さをヒロシマで再認識した。平和を願い、スポーツ交流を続けたい」と話した。
選手団は13日まで廿日市市スポーツセンターでの練習や市民との交流を続け、14日に帰国する。(森戸新士)
(2018年4月10日朝刊掲載)
柔道の男女選手とコーチの10人は、ボランティアガイドの案内で資料館を回った。原爆による広島の街の壊滅を伝えるCGや、犠牲者の遺品の三輪車に見入った。原爆慰霊碑前では、パウリーナ・マルティーネス選手(18)が代表して献花。一行は黙とうをささげた。
マルティーネス選手は「こんな悲劇は二度とあってはならない」。アレクシス・エスキベル選手(23)は「相手を敬う柔道の精神の大切さをヒロシマで再認識した。平和を願い、スポーツ交流を続けたい」と話した。
選手団は13日まで廿日市市スポーツセンターでの練習や市民との交流を続け、14日に帰国する。(森戸新士)
(2018年4月10日朝刊掲載)