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オスプレイ情報提供の体制整備を 山口県市長会 国・県への要望採択

 山口県市長会は30日、山口市内で会合を開き、国や県の来年度予算編成に向けた要望事項をまとめた。米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイをめぐる情報提供体制の見直しなど17件を採択した。

 13市の市長らが出席した。下関市は9~10月のオスプレイ試験飛行で、事前の連絡もなく同市の市街地上空を飛んだことを問題視。12月中にも本格運用が始まると見込まれることから情報提供体制の整備が必要とした。基地を抱える岩国市などもこれに賛同した。

 このほか、介護保険料引き下げのための財政支援や、市町が運営する国民健康保険事業の広域化、保育士の待遇改善、アルゼンチンアリの防除事業に対する支援などを要望に盛り込んだ。(門戸隆彦)

(2012年12月1日朝刊掲載)

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