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服部一成さんが制作 「ヒロシマ・アピールズ」ポスター

 核兵器廃絶や平和の尊さを国内外に訴える今年の「ヒロシマ・アピールズ」ポスターの制作者に、グラフィックデザイナー服部一成さん(53)=写真・東京都港区=が決まった。主催する日本グラフィックデザイナー協会広島地区、広島国際文化財団、ヒロシマ平和創造基金が12日、発表した。作品は7月下旬に公開される。

 服部さんは東京都生まれ。代表作に、ケーキが放り投げられる光景でカロリーオフを表したマヨネーズ「キューピーハーフ」の雑誌広告や、化粧品会社ポーラのロゴマークなどがある。2016年度に広島市現代美術館(南区)で開かれた「世界が妙だ! 立石大河亞(たいがあ)+横山裕一の漫画と絵画」展のポスターなども手掛けた。

 この日、市役所で記者会見した主催者を通じ、「社会的なテーマを中心にしてこなかったので新たな分野は難しい面はあるが、説得力ある表現をしたい」との趣旨のコメントを寄せた。

 ポスターは今回で21作目。2千部を刷り市内の市立中学校や高校などに配るほか、原爆資料館(中区)や市現代美術館で販売する。(水川恭輔)

(2018年4月13日朝刊掲載)

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