×

ニュース

衆院選 原発反対 回答目立つ 市民団体、候補に問う

 広島市の市民グループ「さよなら原発ヒロシマの会」は、衆院選の県内7小選挙区の立候補者などに、原発の新設や再稼働の是非を問うアンケートをした。民主、自民両党からの回答が少ない中、新設や再稼働に反対が目立った。

 対象は、県内7小選挙区の全立候補者25人▽比例代表中国ブロックに単独立候補した22人のうち、11月中に立候補を表明した12人―の計37人。質問用紙を郵送し、3日までに19人から回答を得た。内訳は、民主党1人▽自民党2人▽日本未来の党2人▽日本維新の会1人▽共産党9人▽社民党1人▽幸福実現党3人。

 原発の運転を「すぐやめる」を選んだのは未来、共産、社民の計12人。民主、自民、維新の各1人は「段階的にやめる」。幸福の3人は「将来も続ける」だった。もう1人の自民は空欄だった。

 中国電力が山口県上関町に計画する上関原発について、14人が「建設を中止し、計画を撤回」を選択。運転停止中の島根原発1、2号機については13人が「再稼働すべきでない」とした。

 福島第1原発事故を受け、立候補者の原発への考え方を投票の判断材料にしようと初めて企画。結果は同団体のホームページで公開する。http://zeronpphiroshima.daa.jp/index.html(新本恭子)

(2012年12月6日朝刊掲載)

年別アーカイブ