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放射線監視に助言 島根県、原子力顧問と意見交換

 島根県は6日、放射線監視(モニタリング)が専門の県原子力安全顧問3人と松江市で意見交換した。中国電力島根原子力発電所の30キロ圏内で強化するモニタリング体制に助言を求めた。

 3人は福島第1原発事故を受け、県がことし7月に任命した研究者。県の担当者は原発10キロ圏に11カ所だったモニタリングポストを、30キロ圏に13カ所追加し、持ち運べる測定器も50機購入したことなどを説明した。

 高輝度光科学研究センター(兵庫県)安全管理室の長岡鋭室長は「多くの情報を整理して集められるシステムを構築してほしい」などと要請していた。県は来年1月26日実施の原子力防災訓練に向け、見直し中の緊急時モニタリング計画に顧問の意見を反映する。(川上裕)

(2012年12月7日朝刊掲載)

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