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平和大行進 第1陣出発 東京 8月4日に広島着

 核兵器廃絶を訴えながら全国11コースを歩く「平和大行進」(日本原水協などの実行委員会主催)の第1陣が6日、ゴールの広島市中区に向けて、東京都江東区の夢の島を出発した。8月4日の到着を目指す。

 夢の島公園の第五福竜丸展示館前であった6日の出発集会には、約800人が参加。あいさつした日本被団協の大岩孝平代表理事(85)は「残念で恥ずかしいが、日本政府は核兵器禁止条約に反対している。国民世論は核兵器廃絶を求めているのだと叫びながら、堂々と行進し続けてほしい」と訴えた。

 初日は、千代田区の日比谷公園まで歩を進めた。初めて参加したフィリピンの平和団体メンバー、パトリシア・アンへレスさん(30)は「行進を通し、『核なき世界』の実現に向けた決意や、日本のみなさんとの連帯の気持ちを示したい」と話していた。

 大行進は61回目。6日は、北海道・礼文島から東京を目指すコースと、高知県宿毛市から四国を巡るコースも出発した。(田中美千子)

(2018年5月8日朝刊掲載)

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