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「宏池会として核軍縮を注視」 岸田氏 派閥会合で表明

 自民党の岸田文雄政調会長(広島1区)は10日、会長を務める岸田派(宏池会)の会合で、4月下旬から5月上旬にかけてスイスで開かれたNPT再検討会議の第2回準備委員会について言及し、「宏池会としても、核軍縮について注視していきたい」と述べた。

 岸田氏は、準備委に河野太郎外相が出席し、世界の核兵器削減策などについて演説をしたことを「核軍縮の観点から重要な動きだった」と評価。「宏池会には広島、長崎出身で、核軍縮に関心がある議員が多い」と説明し、核兵器を巡る動向に関心を持ち続けるよう呼び掛けた。

 岸田氏は外相だった2017年5月、オーストリアで開かれたNPT再検討会議第1回準備委員会に出席し、核保有国と非保有国双方の識者を日本に招いて議論する「賢人会議」の開催を打ち出した。

(2018年5月11日朝刊掲載)

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