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養護ホーム被爆者訪問 安芸区でバングラデシュ外相

 バングラデシュのアリ外相が15日、広島市安芸区矢野東の原爆養護ホーム矢野おりづる園を訪れ、被爆者と交流した。外務省の招きで13日に来日。短い滞在期間の中、広島訪問は本人が強く希望した。

 夫人や駐日大使とともに入所者のうち6人と約10分間面会した。「核兵器を絶対になくしてほしい」との訴えに、じっと耳を傾けていた。同園の職員に対し、アリ外相は「広島は特別な場所。ずっと訪れたいと思っていた。得がたい経験だ」と話した。

 その後、中区の平和記念公園で原爆資料館や原爆ドームを視察。原爆慰霊碑に献花し、東京に戻った。16日に帰国する。(鴻池尚)

(2018年5月16日朝刊掲載)

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