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核禁止条約へ署名活動 広島県被団協・原水協

 米国が5日(現地時間)に臨界前核実験を実施したのを受け、広島県被団協(金子一士理事長)と県原水協は10日、広島市中区八丁堀の百貨店前で、核兵器禁止条約の締結を求める署名活動をした。

 被爆者たち16人が参加。「核実験は核兵器廃絶を求める国際世論への挑戦。被爆地から怒りを届けたい」などと拡声器を使って訴え、臨界前核実験に抗議。買い物客たちに署名を呼び掛けた。

 米オバマ政権下での臨界前核実験は昨年2月に続いて4回目。県被団協と県原水協は来年春、スイス・ジュネーブで開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第2回準備委員会に署名を届ける予定でいる。(田中美千子)

(2012年12月11日朝刊掲載)

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