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低空飛行 島根と連携 広島4市町、会合で確認

 米軍機とみられる低空飛行の目撃情報の多い廿日市、三次両市と広島県安芸太田、北広島両町は22日、情報交換会を北広島町役場で開いた。3月末に完了した米軍岩国基地(岩国市)への空母艦載機移転の影響を注視し、同じく騒音被害に悩む島根県の関係市町とも情報を交換していくことを確認した。

 非公開の会合には4市町の幹部たち14人が出席。広島県の担当職員もオブザーバーとして参加した。出席者によると、西中国山地の米軍の訓練空域「エリア567」の目撃件数が増加傾向であるのを踏まえ、空域のかかる島根側と情報共有の必要性で一致。4市町の代表者が今後、浜田市を訪ねることを決めた。

 同市安全安心推進課は「協力したい」としている。同市など島根県西部5市町は2013年2月、米軍機騒音等対策協議会を設立している。

 会合ではこのほか、4市町が17年度の騒音状況や目撃件数を報告した。情報交換会は16年10月に始まり、5回目。(山田太一)

(2018年5月23日朝刊掲載)

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