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米軍機低空飛行 町民が監視 島根県邑南町が新制度

 島根県邑南町の石橋良治町長は12日、米軍機の低空飛行訓練の目撃情報を町民に寄せてもらう騒音監視員制度を始める方針を明らかにした。来年4月をめどに任命する。町議会定例会の一般質問に答えた。

 計画では、町民から監視員を募り、町内12の公民館エリアにそれぞれ2人程度を配置。低空飛行訓練とみられる騒音を確認したら町に連絡してもらう。報酬の有無は今後検討する。

 町ではことし、低空飛行訓練とみられる騒音を11月末までに81件確認。2011年(44件)に比べてほぼ倍増した。11月から町職員に情報提供を呼び掛けているが、広く監視するため新制度導入を決めた。石橋町長は「低空飛行問題に、広く関心を持ってもらうきっかけにしたい」としている。

 島根県内では、同訓練の監視について、浜田市が11年度、職員26人を収集員に任命している。(黒田健太郎)

(2012年12月13日朝刊掲載)

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