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　市民団体「福島と広島をつなぐ会」は１５日午後６時半から、広島市の西区民文化センターでチャリティーコンサートを開く。収益は、福島第１原発事故の影響で不安な生活を送る福島県川俣町の子どもの招待に充てる。

　中南米音楽グループ３組が「コンドルは飛んでいく」「アメージング・グレイス」など２０曲を演奏する。広島県内在住の福島県出身者たちは古里の「県民の歌」を歌う。

　原発から約３０キロの同町は、南部が計画的避難区域になっている。北部でも、子どもが屋外での遊びを控えるなど苦しい生活を送っている。

　つなぐ会は昨年１１月、同町の音楽祭に出演した広島市内の会社員たちで結成した。来年７月に同町の小中学生約２０人を招き、音楽交流や原爆資料館（中区）見学をする計画を進めている。

　コンサートの入場料は１８００円。小中学生９００円。未就学児無料。叶堂恵子代表Ｔｅｌ０９０（２８６０）１１６６。（教蓮孝匡）

（２０１２年１２月１３日朝刊掲載）