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国際平和を担う高校生ら育成へ 広島県が受講生募る

 国際平和の実現に向けて世界で活躍できる人材を育てる連続講座「グローバル未来塾inひろしま」が、8月3日、東広島市で開講する。来年2月3日までの期間中、宿泊や日帰りで計10日間の研修を開催。1月4~10日にはフィリピンでの海外研修もある。主催する広島県が高校生たちを対象に6月15日まで、受講生20人を募っている。

 8月3~5日に東広島市である2泊3日の宿泊研修でスタート。9~12月には広島市内で計5日、日帰り研修を計画する。塾長で広島大の池田秀雄名誉教授(理科教育学)たちが講師となり、広島の原爆被害や世界の核軍縮の取り組みを学んだり、英語による討論技術を身に付けたりする。

 来年1月4~10日にはフィリピン・マニラ近郊での海外研修に臨む。アジア開発銀行(本部マニラ)の活動を見学し、現地の高校生と国際平和について意見を交わす。帰国後も広島市で2日、日帰り研修がある。

 県内外の高校、高専、中等教育学校の後期課程の生徒が対象。国内の研修の受講は無料だが、海外研修は渡航費約14万円が必要となる。希望者は県ホームページで申込書を入手し、県平和推進プロジェクト・チームに郵送か持参する。同チーム☎082(513)2366=平日のみ。

(2018年6月5日朝刊掲載)

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