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入院患者に笑顔と元気 安芸太田の児童 日赤で交流

 安芸太田町の上殿小の3~6年生19人が4日、広島市中区の広島赤十字・原爆病院を訪れた。入院患者に歌や演奏を披露するなどして交流し、地元で摘んだ花を贈った。

 入院患者15人が集まった一室で、「茶摘み」の曲に合わせて手遊びをしたり、「ふるさと」の曲をリコーダーで演奏し一緒に歌ったりした。最後に、学校の近くで摘んだササユリや地域住民が持ち寄ったカーネーション、バラなどの花束を一人一人に手渡した。

 同小では、地元でのササユリの呼び名にちなんだ「山ゆり訪問」を1951年から毎年続けている。6年の本宮芳太郎君(11)は「笑顔になってもらえてうれしい」。入院中の栗原春子さん(78)は「子どもの頃を思い返せて楽しい。元気をもらった」と喜んでいた。(辻本夕貴)

(2018年6月5日朝刊掲載)

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