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友好育み20年 広島市 モントリオール市 訪問団、資料館を見学

 広島市とカナダのモントリオール市との姉妹都市提携20年を記念し、バレリー・プラント市長たち約50人の訪問団が4日、広島市を訪れた。平和記念公園(中区)で原爆被害の実態に触れ、記念行事に参加。平和構築や大学交流で連携を深めることを確かめ合った。

 演奏家や企業関係者を含む一行は、市役所で松井一実市長と面会した。プラント市長は、松井市長からカナダで平和首長会議の加盟都市を増やす活動への協力を依頼されると快諾し「今後も友好が続くことを祈っている」と述べた。

 続いて一行は原爆資料館を見学し、原爆慰霊碑に献花した。プラント市長は記者団に「決してこのような悲劇が繰り返されてはならない」と強調した。

 夜にはJMSアステールプラザ(中区)で開かれた提携20年の記念行事に出席。プラント市長に広島市から市特別名誉市民称号が贈られ、市立大(安佐南区)がモントリオール市のケベック大モントリオール校、コンコルディア大と交流協定を結んだ。(水川恭輔)

(2018年6月5日朝刊掲載)

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