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竹島単独提訴求める意見書可決 島根県議会

 島根県議会(定数37)は14日、県の竹島(韓国名・独島(トクト))の領有権をめぐり、国際司法裁判所に速やかに単独提訴するよう国に求める意見書を賛成多数で可決した。

 意見書は、8月の李明博(イミョンバク)韓国大統領の竹島上陸を受け、政府が単独提訴の方針を示しながらも対応を先送りした点を批判。「国際社会に本気で領有権を主張するつもりはないとの誤ったメッセージを発することになりかねない」と指摘している。

 共産党県議団(2人)が「植民地支配の不法性を認めた上で韓国と交渉すべきだ」として反対した。

 同県の溝口善兵衛知事も11月の全国知事会で、玄葉光一郎外務大臣に単独提訴を要望した。

(2012年12月15日朝刊掲載)

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