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オスプレイ配備撤回を 広島で反対集会

 米軍の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの国内配備と米軍機の低空飛行訓練に反対する集会が15日、広島市中区の原爆資料館東館であった。NPO法人ピースデポ(横浜市)の湯浅一郎代表が講演し、配備撤回などを訴えた。

 湯浅代表は、基地周辺のオスプレイへの反対運動を受け、米軍が訓練延期を決めた米国内の事例を報告。日本では関係自治体の反対を押し切り配備されたとし「日米安全保障条約の差別性が浮き彫りになった」と強調した。

 また、米軍機の低空飛行訓練は今後も全国的に展開されると指摘。「各地の住民や自治体が情報共有し、共に反対の声を上げることが重要」と述べた。

 集会は広島県内の市民団体代表たちが企画し、約50人が参加。オスプレイの配備撤回と訓練中止を求めるアピール文も採択した。

(2012年12月16日朝刊掲載)

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