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カープ選手 餅つき交流 安芸区の原爆ホーム訪問

 広島東洋カープの岩本貴裕、中田廉両選手が17日、広島市安芸区の原爆養護ホーム矢野おりづる園を訪れ、入所者や近くの幸保育所の園児とともに餅つきを楽しんだ。

 お年寄り約40人と園児約60人が「ヨイショ」と声をかける中、両選手は軽々ときねを打ち下ろしたり、きねを持つお年寄りに手を添えたりしていた。つきたての餅は職員らがぜんざいにし、両選手はテーブルを回って一緒に食べながら、握手や記念写真を撮ったりした。入所の男性(92)は「間近でプロ選手に接すると元気になれる」と喜んでいた。

 両選手は、ともに4回目の訪問。「お年寄りの顔を覚えてきた」という岩本選手は「こちらも励ましてもらう。来年はもっといい成績で来られるように頑張る」と話していた。(田中伸武)

(2012年12月18日朝刊掲載)

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