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選定根拠 住民へ説明を 萩地上イージス 知事、防衛相に要望

 山口県の村岡嗣政知事は14日、萩市が候補地となっている地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画について、候補地の選定根拠や今後の計画変更の可能性などを明確に示し、地元住民への説明を丁寧に進めるよう小野寺五典防衛相に要望した。

 村岡知事が、柳居俊学県議会議長と防衛省を訪ね、口頭で求めた。小野寺氏は「(選定根拠などに関する)疑問を文書でいただいているので、今週中に文書で回答できるよう努力したい。地元の住民には丁寧に説明していきたい」と答えた。

 同省訪問は国の2019年度予算編成に向けた要望活動の一環。米軍岩国基地(岩国市)への空母艦載機移転の完了後に基地周辺で増加している騒音対策の実施や、拡充された都道府県向け基地交付金の着実な支払いなどを求める要望書も提出した。

 村岡知事はこの日、文部科学省や国土交通省も回り、衛星データを活用した産官学連携事業への支援などを求めた。(野崎建一郎)

(2018年6月15日朝刊掲載)

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