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原発訓練に備え県などが研修会 島根県松江

 1月26日に実施する島根原発の事故を想定した原子力防災訓練に向け、島根県などは17、18日、参加する担当者の研修会をオフサイトセンター(松江市)で開いた。

 原発周辺の6市や関係官庁など28機関の計約80人が出席。独立行政法人原子力安全基盤機構(JNES)の担当者が福島第1原発事故の初動態勢を説明し、電源が途絶え職員が少ない中でも臨機応変な対応を求めた。

 18日は住民の安全やモニタリング(放射線監視)など6班に分かれて演習した。「住民から市に避難先の問い合わせが殺到したら」「渋滞が発生し避難できないときは」など設定された課題の解決策を話し合った。

 訓練には、原発30キロ圏の島根、鳥取両県6市の住民約500人が初めて参加する。

(2012年12月19日朝刊掲載)

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