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「学ぼうヒロシマ」贈呈 本社、広島県教育長に

 中国新聞社が中学生、高校生向けに制作している平和学習新聞「学ぼうヒロシマ」(タブロイド判、カラー、24ページ)の2018年版が完成し、同社の佐藤泰造編集局長が19日、広島県教委を訪れて平川理恵教育長に贈呈した。

 発行6年目。ことしで建立60年を迎えた原爆の子の像や、折り鶴の広がりなどを新たに紹介。原爆・平和を学ぶブックガイドでは、被爆者や20代の若者が読んでほしい本を推薦した。

 紹介する被爆者の証言のうち2人分は中学、高校向けにそれぞれ英訳し、英語でもヒロシマを学べるようにしている。

 佐藤局長は「平和学習や授業でぜひ使ってほしい」と要請。4月に就任した平川教育長は「横浜の中学校長時代には8年連続で修学旅行で広島に来ていて、事前の平和学習もした。こういうものがあればいいな、と思っていた」と手に取っていた。

 中学生用、高校生用合わせて約22万部を発行、広島県全域の中学・高校と、山口県内の11市町の中学に中国新聞販売所を通じて無料で配布している。(増田咲子)

(2018年6月20日朝刊掲載)

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