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反核の火 23市町ぐるり 平和公園からリレー出発

 核廃絶を訴えて県内を巡る「反核平和の火リレー」が27日、広島市中区の平和記念公園を発着点に始まった。来月20日までに、全23市町の915・3キロ(824区間)をつなぐ。

 平和運動などに取り組む8団体でつくる県青年女性平和友好祭実行委員会が主催。新田康博委員長(29)が出発に先立ち、原爆慰霊碑に献花。原爆投下時刻の午前8時15分に「平和の灯(ともしび)」から採った火をトーチに掲げ、スタートを切った。

 初日は、中、安佐北、安佐南、東区にまたがる47・9キロ(48区間)をリレーした。新田委員長は「原爆投下による被害の実相を知ってもらい、核廃絶について考えるきっかけにしてほしい」と話した。

 今年で37回目。実行委による呼び掛けや公募などで参加者2千人を目指す。昨年は悪天候で783・9キロに短縮し、981人が参加した。(辻本夕貴)

(2018年6月28日朝刊掲載)

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