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F35の岩国配備は16機 FA18と置き換え

 米国が最新鋭ステルス戦闘機F35を2017年に米海兵隊岩国基地(岩国市)へ配備する計画について、在日米海兵隊報道部(沖縄県北中城村)は21日、岩国基地で現在運用しているFA18ホーネット戦闘攻撃機の後継機として海兵隊仕様のF35Bを16機配備することを明らかにした。中国新聞の取材に対し文書で回答した。

 F35B16機は飛行中隊一つ分に当たる。米海兵隊報道部によると、将来的には岩国基地に配備されている、垂直離着陸能力を持つAV8Bハリアー攻撃機や、通信を妨害するEA6Bプラウラー電子戦機もF35に切り替えていくとしている。岩国基地への配備は機体の増強ではなく、機材を置き換える目的であると示したものとみられる。

 F35Bはレーダーに映りにくい高度なステルス性と垂直離着陸能力を持つ。米側が垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)配備に当たって作成した環境審査報告書によると、岩国基地には現在、FA18が36機、ハリアーが6機、プラウラーが5機運用されている。(酒井亨)

(2012年12月22日朝刊掲載)

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