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観光周遊4ルート紹介 スマホ向けサイト 10月公開へ説明 ピースツーリズム懇談会

 広島市は3日、平和をテーマにした観光周遊「ピースツーリズム」の推進を図るための懇談会を市役所で開いた。10月に公開する予定のスマートフォン向けサイトの制作状況を説明。市立大(安佐南区)の学生たちに体験してもらったルート周遊の検証結果の報告もあった。

 平和や観光関係者など9人の委員に対し、担当職員がサイトのページをスクリーンに映して説明した。サイトでは、懇談会で設定した4ルートを紹介。現在地や所要時間などが分かる。ルート沿いの平和関連施設では、拡張現実(AR)の技術などを使い、被爆前の歴史や復興の状況を知ることができる。

 日本語版と英語版を作る予定。市民団体などの協力を得て、9月にかけて外国人によるルート検証をする。

 ルートは、市立大の学生たち27人が5月19日に歩いた。当日は土曜日だったため、被爆校舎を活用した本川小(中区)の平和資料館は休館で「土、日曜も入れるようにしてほしい」などの意見があったという。(江川裕介)

(2018年7月4日朝刊掲載)

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