笠岡でヒロシマ原爆展 岡山県内初の資料館巡回展 焼けた産着 証言上映も
18年7月5日
原爆資料館(広島市中区)が所蔵する被爆資料などを展示する「ヒロシマ原爆展」が27日から8月2日まで、岡山県笠岡市六番町の市民会館で開かれる。広島、笠岡両市の主催。同資料館の全国巡回展の一環で、同資料館によると県内での開催は初めて。(谷本和久)
焼け焦げた水筒や産着、瓦などの被爆資料や、被爆した三輪車、弁当箱、ヘルメットのレプリカなど20点を展示。被爆した広島県産業奨励館(現原爆ドーム)、きのこ雲などの写真40点を掲示し、被爆者の証言を収めたDVDを上映する。
27日は同会館で笠岡市平和祭を開く。広島市の被爆者による講話(28日も)や地元児童が寄せた平和へのメッセージ展もある。
同資料館の巡回展は原爆被害を伝えて核兵器廃絶の世論を高め、世界平和の実現を目指すのを目的に1996年度に始まった。これまで北海道や関東地方など年間3都市ほどで開催。笠岡市は同資料館などを訪れる平和学習バスを毎夏実施し、8月6日に原爆死没者鎮魂式を開いており、同資料館から打診を受けて開催を決めた。
市人権推進課の赤田秀子課長は「資料を見て原爆の怖さや平和の尊さをあらためて実感してほしい」と話す。同資料館は「岡山県で原爆展開催の機運が高まる機会になれば」としている。
(2018年7月5日朝刊掲載)
焼け焦げた水筒や産着、瓦などの被爆資料や、被爆した三輪車、弁当箱、ヘルメットのレプリカなど20点を展示。被爆した広島県産業奨励館(現原爆ドーム)、きのこ雲などの写真40点を掲示し、被爆者の証言を収めたDVDを上映する。
27日は同会館で笠岡市平和祭を開く。広島市の被爆者による講話(28日も)や地元児童が寄せた平和へのメッセージ展もある。
同資料館の巡回展は原爆被害を伝えて核兵器廃絶の世論を高め、世界平和の実現を目指すのを目的に1996年度に始まった。これまで北海道や関東地方など年間3都市ほどで開催。笠岡市は同資料館などを訪れる平和学習バスを毎夏実施し、8月6日に原爆死没者鎮魂式を開いており、同資料館から打診を受けて開催を決めた。
市人権推進課の赤田秀子課長は「資料を見て原爆の怖さや平和の尊さをあらためて実感してほしい」と話す。同資料館は「岡山県で原爆展開催の機運が高まる機会になれば」としている。
(2018年7月5日朝刊掲載)