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舟入高の後輩へエール 国連職員木村さん講演

 国連人道問題調整室(OCHA)職員としてアフリカ中部チャドで活動する広島市中区出身の木村真紀葉さん(30)が4日、母校の舟入高(中区)で講演した。普通科国際コミュニケーションコース2年の41人が耳を傾けた。

 木村さんは現在、チャドで隣国からの難民といった支援の必要な人の数を調べている。大学時代に紛争国出身の留学生と話し、紛争解決のため国連職員を志したと振り返り、「やりたいことの動機が明確なら自分に合った職業は見えてくる」とエールを送った。

 立場の違う人たちの間に立って意見を聞き、共存の方法を探る仕事の経験から、「相手を思いやる想像力が大切」とも強調。「物事をいろんな視点から考える習慣を付けてみて」と助言した。

 山手綾乃さん(16)は「視野を広げるため、大学に入ったら留学したい」と話していた。(大川万優)

(2018年7月6日朝刊掲載)

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