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米と商品券を避難者に贈る 福島県人会

 ひろしま福島県人会は、福島第1原発事故の影響で福島県から広島県へ逃れて暮らす避難者に、古里の米と商品券を贈った。

 福島県郡山市産の新米1キロと、買い物や公共料金支払いに使える商品券1万円分を今月初め、県人会が連絡先を把握している31世帯に送った。「皆さまの苦悩を共有し、自然体で支援を続けたい」との手紙を添えた。

 費用は県人会が開いたチャリティーイベントの収益と市民からの寄付金を充てた。県人会の伊丹真二事務局長(65)=広島市安佐南区=は「広くから集まった善意を生かせる方法を考えた」と説明する。

 飯舘村から家族5人で安佐北区に避難している青木千春さん(40)は「温かい気持ちで年末を迎えられる」と喜んでいた。

(2012年12月26日朝刊掲載)

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