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上関埋め立て免許延長 最終判断 越年見通し 山口県

 山口県は25日、中国電力の上関原発(上関町)建設計画をめぐる公有水面埋め立て免許の延長申請の審査を再開した。同日、中電に求めていた補足説明への回答文書が県に届いたため。県の最終的判断は年明けとなる見通し。

 県は中電が延長申請した10月上旬以降、内容について補足説明を2度求めていた。

 埋め立て免許の延長手続きの事務処理は県の内規では32日以内がめど。県港湾課によると、これまで2度の中断を挟み、残り日数は8日程度。29日から年末年始の閉庁日となるため、審査結果の決定は年明けの可能性が高くなっている。

 山本繁太郎知事は19日の県議会一般質問で、免許を不許可にすると表明している自らの方針について「政権交代の有無にかかわらず、変わるものではない」と答弁。法に基づき適正に審査するとしている。(金刺大五)

(2012年12月26日朝刊掲載)

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