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地上イージス配備計画 山口県と萩市が2度目の質問状

 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の山口県内への配備計画を巡り、県と萩市は18日、選定プロセスが不明確として、小野寺五典防衛相宛てに2度目の質問状を送った。一方、防衛相へ直談判で懸念を伝える意向の阿武町の花田憲彦町長は、質問状に名前を連ねなかった。

 質問状は村岡嗣政知事と萩市の藤道健二市長の連名で中国四国防衛局に郵送。北朝鮮情勢の変化を受けた計画見直しの可能性▽陸上自衛隊むつみ演習場(萩市)を「最適」とする具体的な理由と根拠▽現地調査の内容▽配備の場合の農畜産物への風評被害に対する国の責任―など52項目について説明を求めている。

 6月8日の最初の質問状では県と萩市、阿武町が国に選定理由などをただし、同15日付で回答があった。一方、今回は花田町長が「現時点で配備に賛成できない」と県に伝え、連名での質問を断ったという。国は今月21~23日に2度目の住民説明会を予定する。

(2018年7月19日朝刊掲載)

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