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上関埋め立て「不許可 早期に」 市民団体、山口県に要望

 中国電力の山口県上関町への原発建設計画に反対する市民団体が27日、山口県庁を訪れ、予定地の公有水面埋め立て免許の延長申請について、県が早期に不許可にするよう求めた。

 「原発いらん!山口ネットワーク」(武重登美子代表)など3団体の約40人。県商政課や港湾課の担当者と面談し、「知事は免許は不許可にすると明言している。(補足説明の要求は)無駄な事務ではないか」などと批判した。県側は「申請を受けた以上、法に基づき適正に審査をする義務がある」とした。

 県は10月に中電の延長申請を受けた後、設計変更などについて2度、同社に補足説明を要求。回答を待つ間は審査が中断するため、県の最終判断は年明けまで延びる見通しとなっている。市民団体側は審査が滞っているとして県への不信感を強めていた。(金刺大五)

(2012年12月28日朝刊掲載)

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