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　米国の元軍人でつくる平和団体「ベテランズ・フォー・ピース」メンバーで母が韓国人のウィル・グリフィンさん（３３）＝米フィラデルフィア在住＝が１９日、広島市中区の平和記念公園を初めて訪れた。北朝鮮の非核化を巡る米朝交渉が始まる中、平和的な解決へ草の根からの後押しを誓った。

　韓国人原爆犠牲者慰霊碑に献花した後、原爆慰霊碑と原爆資料館を訪れた。イラク戦争などの従軍経験があるグリフィンさんは「戦争は２１世紀の問題の解決にはならない」と強調。４月の南北、６月の米朝の首脳会談について「歴史的な一歩。平和構築をサポートしたい」と述べた。

　京都府内の高校からの講演依頼で１２日に来日。広島は本人の希望で訪問した。（水川恭輔）

（２０１８年７月２０日朝刊掲載）