×

ニュース

ICANライト氏 広島入り 核禁止条約 市長に協力要請

 昨年の核兵器禁止条約の実現に貢献し、ノーベル平和賞を受賞した非政府組織(NGO)「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN(アイキャン))に創設から参加している条約コーディネーターのティム・ライトさん(32)が20日、広島入りした。

 広島市立大と中国新聞社、長崎大核兵器廃絶研究センターが22日に開く国際シンポジウムに出席のため来日した。広島市役所に松井一実市長を表敬訪問し、「米国の『核の傘』の下にいる日本も、世論に応えて政策を変更する日が必ず来ると信じている」と強調。ことしの平和宣言などを通じ、日本政府に条約署名を促すよう要請した。

 ライトさんは広島県の湯崎英彦知事とも会談。二つの広島県被団協にも足を運び、長年の被爆者運動に対する敬意を表明した。(金崎由美)

(2018年7月21日朝刊掲載)

年別アーカイブ