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ボンズ氏 平和公園訪問 資料館を見学 「心が苦しい」

 米大リーグ歴代最多となる通算762本塁打の記録を持つバリー・ボンズ氏(53)が20日、広島市中区の平和記念公園を初めて訪れた。原爆資料館で被爆の実態に触れ、「二度と同じことが起きないように」と世界平和を願った。

 加藤秀一副館長の案内で見学。「ひどい」「心が苦しい」などと感想を述べながら、原爆投下で広島の街が壊滅するCGや市民の惨状の写真などに見入った。原爆慰霊碑にも献花した。

 ボンズ氏は取材に「非常に心を揺さぶられた。どのような国も同じ経験をしないように願う」と語った。

 2016年のオバマ前米大統領の広島訪問で関心を持ったといい、16日から来日。ボンズ氏の友人である米国の物流会社社長と親交のある福山通運(福山市)が広島訪問に協力した。(江川裕介)

(2018年7月21日朝刊掲載)

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