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「平和の池」清らかに 炎天下 市民60人奉仕

 原爆の日を前に、広島市中区の平和記念公園で21日、「平和の池」の清掃活動があった。子どもからお年寄りまで市民約60人が、慰霊の思いを込めて汚れを落とした。

 原爆慰霊碑の北側にある縦70メートル、横17メートルの池の水を抜いて作業。強い日差しが照りつける中、参加者はブラシで底を磨いて汚れやコケを落としたり、泥を集めたりした。市中消防団も協力し、放水で汚れを洗い流した。

 家族3人で参加した広島大付属東雲小3年の佐藤優希奈さん(8)は「暑かったけれどきれいになってうれしい。世界中から集まる人を気持ちよく迎えられる」と汗を拭った。

 市民団体「平和の灯奉讃会」の主催。1964年に始まり、年2回、原爆の日の前と年末に取り組んでいる。(栾暁雨)

(2018年7月22日朝刊掲載)

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