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萩での調査へ「丁寧に対応」 防衛相 地上イージス

 地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備計画を巡り、候補地のある萩市が地質、測量調査に向けた入札の開札延期を防衛省に求めていることについて、小野寺五典防衛相は24日の記者会見で「現時点で延期することにはしていない」と述べた。

 小野寺防衛相は「必要な調査だ」と説明する一方、「地元の理解も大事なので丁寧に対応したい」と強調した。2基で計約4千億円との試算が判明した取得費については「現時点で確たる価格を答えるのは困難」と繰り返した。

 防衛省は、2基の配備候補地に陸上自衛隊のむつみ演習場(萩市、山口県阿武町)と新屋演習場(秋田市)を選んでいる。

 萩市は23日、住民の不安解消が不十分だとして、8月2日予定の開札を延期し、住民説明会を再度開くよう求める要請書を防衛省に提出。阿武町の花田憲彦町長も25日に同省を訪ね、候補地の再検討を求める予定でいる。

(2018年7月25日朝刊掲載)

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