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島根原発再稼働に意欲 中電互礼会 社長「安全確保へ努力」

 中国電力の苅田知英社長は4日、広島市中区の本社で開いた社員向けの新年互礼会で、原発の再稼働について「不断の努力を行っていくことが不可欠」と述べ、島根原発(松江市)の再稼働にあらためて意欲を示した。

 火力発電所の補修時期をずらすなどして電力の供給力を保つ対応について、「こうした応急的な対策はいつまでも続けられない」と説明。安全の確保と地元の理解を前提に、再稼働を目指す考えを表した。

 建設計画がある上関原発(山口県上関町)を含めて「他のどこにも負けない安全性を有していると言えるような取り組みを続けていくことが必要」とし、「世界最高水準の安全性」を目指す方針を掲げた。(漆原毅)

(2013年1月5日朝刊掲載)

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