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「総合メディア」加速 本社が新年互礼会

 中国新聞社の新年互礼会が4日、広島市中区土橋町の中国新聞ビルであった。新聞を基軸に新しいメディアを連携させた「総合メディア企業」として、一層の飛躍を目指すことを確認した。

 社員や関連会社、販売所の代表たち約600人が出席した。山本治朗会長は「混迷の時こそ、最も信頼されるメディアとして新聞が見直される」とあいさつ。重点課題として、ケーブルテレビやインターネットなどを活用したクロスメディアの展開を広げ、読者や地域との双方向性を強め満足度を向上させることなどを掲げた。

 重点報道には、連載「団地」や中国地方の主要産業の動きをリポートする「ものづくりの現場から」を挙げ、ニュースに強い姿勢づくりを強調した。設立5周年を迎えたヒロシマ平和メディアセンターを通じ、世界へ向けて被爆地広島の訴えや核兵器関連の情報を発信する機能を強化する方針も示した。 (山田太一)

(2013年1月5日朝刊掲載)

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