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　広島県三次市十日市東のショッピングセンター、サングリーンが、折り鶴を板に貼って岡本太郎の壁画「明日の神話」を再現した作品を店内に展示している。

　原爆の子の像（広島市中区）に手向けられた折り鶴約３万２千羽を使い、三次市君田町の研修施設「こぶしの森　体験の館」で昨年９～１１月に制作されたものを借りた。縦１・４メートル、横４・８メートルの色鮮やかな大作に、買い物客が見入っている。

　店側は、児童や来館者たち約１５０人が分担して折り鶴を貼っていった活動に共感し、「多くの人に平和の願いを感じとってほしい」と同館に借用を願い出た。展示は２月中旬までを予定している。（桜井邦彦）

（２０１３年１月５日朝刊掲載）