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原爆や戦争 感じる100点 廿日市で絵本原画展

 原爆や戦争、平和をテーマにした絵本や紙芝居の原画展が26日、廿日市市下平良のはつかいち美術ギャラリーで始まった=写真。9月2日まで。無料。

 原爆で家族5人を失った女性の家族写真に込める思いを描いた絵本「いわたくんちのおばあちゃん」や、子どもの視点で原爆の怖さを訴える絵本「金魚がきえた」など5作品の原画約100点が並ぶ。平和な日々を明るく描き、赤や黒、灰色を中心に表現する被爆の惨状との違いを際立たせる作品が目立つ。

 この日は絵本作家ら5人のギャラリートークがあり、「世界中の子どもが『僕、戦争せんよ』と言ってくれたらうれしい」などと語った。母と訪れた広島市西区の高須小4年楠木敦也君(9)は「原爆は怖い。戦争がなくなってほしい」と話していた。(森戸新士)

(2018年7月27日朝刊掲載)

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