×

ニュース

飯田氏 知事選「目標の中心」 国政再挑戦は否定 山口で会見

 周南市出身で、昨年の山口県知事選と衆院選に立候補して落選した環境NPO法人所長の飯田哲也氏(54)が10日、山口市内で会見した。次期知事選を「目標の中心」としながらも、再生可能エネルギーを山口などで普及させる活動を続ける考えを強調し、具体的な明言は避けた。今夏の参院選など国政選挙への再挑戦は否定した。

 飯田氏は18万票余を獲得した7月の知事選後、次期知事選の再挑戦を目指していたが、11月に「卒原発」を掲げた日本未来の党代表代行に就き、衆院選山口1区に立候補した。代表代行職は今月6日に辞任したことを明かし「非政治家として一専門家に戻り、政策アドバイザーとして協力を続ける」と述べた。

 次期知事選について飯田氏は「目標の中心に据えている」と述べる一方、「衆院選で県民の私への評価も当然、変わった。謙虚に受け止め、私の活動を重ねるうちに次の道が開けると思う。時とともに最終決断したい」と述べた。4月の参院山口補選や夏の参院選については「国政選挙は全く視野に入れていない」と述べた。(金刺大五)

(2013年1月11日朝刊掲載)

年別アーカイブ