小学生と文通 被災地励ます 広島女学院大生が計画
13年1月15日
広島女学院大(広島市東区)の学生が、東日本大震災に見舞われた岩手県の小学生と文通する計画を進めている。手紙のやりとりで子どもを励ます。現地のニーズをくみ、広島からの具体的な支援にもつなげる考えだ。(石井雄一)
いずれも国際教養学部1年の徳丸翔子さん(19)、安永早紀さん(20)、横山遥さん(19)の3人が企画した。岩手県で震災支援を続けるNPO法人「いわてGINGA―NET」を通じて、昨年11月に文通を呼び掛けるチラシ2千枚を仮設住宅に配った。
1~3年生8人も活動に加わった。子どもが使うレターセットは、学内で家から余っているものを持ち寄るよう協力を募っている。双方の切手代は当面、同大が負担する。
昨年6月にキャンパスで同法人の八重樫綾子代表が、被災地で求められている支援について講演。それをきっかけに、徳丸さんたち3人は、自分たちにできる支援を考えた。徳丸さんは「手紙は直筆で気持ちが伝わり、待つ時間も楽しめる」と説明する。
文通が進めば、手紙から被災地の現状や課題を学生同士で話し合う機会も設ける。さらに、真に求められる支援を実践する。
八重樫代表は「被災者同士では、境遇が似通っていて悩みなどを打ち明けにくい面もある。手紙は不安などを打ち明ける良い方法になる」と歓迎。横山さんは「小学生の気持ちに寄り添いたい」と話している。
(2013年1月12日朝刊掲載)
いずれも国際教養学部1年の徳丸翔子さん(19)、安永早紀さん(20)、横山遥さん(19)の3人が企画した。岩手県で震災支援を続けるNPO法人「いわてGINGA―NET」を通じて、昨年11月に文通を呼び掛けるチラシ2千枚を仮設住宅に配った。
1~3年生8人も活動に加わった。子どもが使うレターセットは、学内で家から余っているものを持ち寄るよう協力を募っている。双方の切手代は当面、同大が負担する。
昨年6月にキャンパスで同法人の八重樫綾子代表が、被災地で求められている支援について講演。それをきっかけに、徳丸さんたち3人は、自分たちにできる支援を考えた。徳丸さんは「手紙は直筆で気持ちが伝わり、待つ時間も楽しめる」と説明する。
文通が進めば、手紙から被災地の現状や課題を学生同士で話し合う機会も設ける。さらに、真に求められる支援を実践する。
八重樫代表は「被災者同士では、境遇が似通っていて悩みなどを打ち明けにくい面もある。手紙は不安などを打ち明ける良い方法になる」と歓迎。横山さんは「小学生の気持ちに寄り添いたい」と話している。
(2013年1月12日朝刊掲載)