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世界遺産・原爆ドームの劣化を点検

■記者 久行大輝

 広島市は16日、世界遺産・原爆ドーム(中区)の老朽化に伴う劣化などを点検する健全度調査の現場を報道機関に公開した。

 この日は「高所診断」。作業員2人が外壁と内壁に沿って鉄板やパイプで築かれた足場で歩いた。壁のひび割れ状況をみたり、ハンマーで壁をたたいてモルタルの浮き具合を調べたりした。

 調査は1989年度の保存工事以降、原則3年ごとに実施し、今回は2005年度に続き6回目。3月まで続ける。これまでの調査では、地盤沈下や大規模な壁の破損などは確認されていないという。

(2009年2月17日朝刊掲載)

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